ピアサポート活動で得た経験　3年Ａ組近藤瀬奈さん

高校一年の春、先生の勧めで「ピア・サポート活動」を知りました。いずれ自分自身のためになるだろうという漠然とした気持ちと共に活動に参加したのです。
　「ピア・サポート」は私たちに大きな影響を与えてくれる活動です。三年間の「ピア・サポートトレーニング」と「ピア・サポート活動」を通して、多くのことを学びました。
　月に一度、放課後に行われる「ピア・サポ－トトレーニング」は、私たちがピア・サポーターとして対人支援や中高交流などの活動するために、必要とされるスキルをたくさんの演習を体験して学ぶ場です。主に傾聴力やコミュニケーション力の向上等を図ります。そして、このトレーニングで身につけたスキルを生かして、クラスや部活動などで友人のお話を聴いたり、相談に乗ったり、中高交流や地域交流など校外活動にも行っています。この校外活動はトレーニングで学んだことを生かすとてもいい機会だと考えています。
　今年は念願の中高校交流を２校（八雲中・熊石中）行くことができました。昨年はコロナ禍の中で様々な活動ができなかった私たちにとって、とても良い刺激になりました。改めて、人と関わるということの大切さを知りました。
　私は、今年の中高交流で、熊石中学校を訪問し、「上手な話の聴き方」についての説明を、中学生の皆さんにしました。不安はあったものの、真剣にそして楽しんで聴いてくれる皆さんのおかげで、落ち着いて演習を行うことに成功しました。
　私は、この演習の進行を、私が一年生の時には絶対できなかっただろうと思いました。三年間、地道に毎月のトレーニングで研修内容を学び続けた今だからこそできました。身をもって自分自身の成長を感じられたのが何よりうれしかったです。
　このように、実際に成長を感じることができるだけでなく、進路に生かせる部分もたくさんあります。「ピア・サポート活動」は良い経験や学びになるため、是非積極的に参加してほしいです。