9月11日(月)に行われたピア・サポートトレーニングには、34名の生徒と2人の教育実習生が参加しました。今回から1,2年生を中心とした新リーダー・副リーダーでの体制となります。
緊張をほぐすためのウォーミングアップとして、「ごちゃまぜビンゴ」と「コンセンサスゲーム(船長の決断)」を行いました。「コンセンサスゲーム」では、正答を求めることよりもメンバーとの話し合いの仕方が重要です。他の人の考えを聴くことで視野が広がったと実感したり、普段交流しない人と一緒に話すことができて楽しかったと思ったりしたようです。
今回のエクササイズは、「サポートとは何か」を行いました。まずは、「サポート」を実感するために「トラストウォーク」を行いました。これは目をつぶって、サポートしてもらいながらペアで歩くというものです。同じピア・サポーターで信頼できる相手のはずなのに、歩くのに「不安」を感じた人が多かったようです。これは、サポートの仕方がよくないことが原因です。サポートしすぎてもよくないし、相手のことを考えずに突っ走ってもよくないということを体感することができました。手を取るだけではなく、背中に手を添えたり、手を重ねたりすることで、相手は安心を得ることができます。サポートする際も、相手が自分で解決できるように援助すること、相手の力が発揮できるような支援を考えて行うことが必要だと学ぶことができました。
最後に、教育実習生から大学生になってピア・サポート活動で学んだことをどう活用しているかを話してもらいました。ピア・サポート活動で得た経験が社会に出たときに通用する、誰かの役に立つと知り、ますますトレーニングに励みたいと思ったようです。
(生徒の感想)
・相手の負担にならないようなサポートをしたいと思った。
・サポートの意味をはき違えてその人自身の成長を妨げてしまうことが、悪意ある行動ではなく、無意識の行動なので恐ろしいなと思った。その人が相談内容に対して、否定してほしいのか、肯定してほしいのか、ただ聴いてほしいのか、その都度判断しないといけないなと思った。
・教育実習生の方から実際にピア・サポート活動が役に立った経験が聴けてよかった。自分ももっと役立たせていきたい。
ごちゃまぜビンゴの様子 コンセンサスゲームの様子