10月2日(月)に行われたピア・サポートトレーニングには、31名の生徒が参加しました。
緊張をほぐすためのウォーミングアップとして、「同じグループ集まって」を行いました。これは、非言語コミュニケーションの1つで、それぞれの背中に貼った紙が「怒り」、「喜び」、「恐れ」、「悲しみ」のうちどれであるかを周囲の人としゃべらずに教え合い、それぞれのグループで集まるというものです。非言語コミュニケーションは以前にも行っているため、スムーズに時間をかけずに集まることができました。
今回のエクササイズでは、「マインドフルネス」、「アンガー・マネジメント」を行いました。
まずは、「マインドフルネス」で、「ストレス」を理論的に学びました。
次に「アンガー・マネジメント」です。怒りについて「知り」「対処法を習得し」「それを活用できる」ようにすることを目標にして講義、演習を行いました。6秒待つ、左手を握るなどの怒りを静めるヒントを学んだ後、怒りを点数化することで、自分と他人の怒りを客観的に理解できるゲーム形式の演習をしました。題(例えば「友人が待ち合わせに2時間遅刻した」など)に対して、4人1グループのうち、代表者がどれだけ怒りを感じるかを残りの3人が考え、1~10までのトランプを裏返しに出し、その後に答え合わせをするというものです。自分の怒りの数値ではなく、他人の数値を考えることが重要です。このことにより、他の人がどんなことに対して怒りを感じるのか、自分が他の人より怒りやすいのかそうでないのかを目で見て理解することができます。今回、このゲームを通して、生徒たちはそれぞれ考えるところが多かったようで、実りある演習となりました。
(生徒の感想)
・怒りとうまく向き合うことで、感情が不安定になることも少なく、生活しやすくなるとかんがえたので、どうしたら怒りが静められるかを考え、実際に行動していきたいです。怒りを点数化することで相手と自分では感じ方が異なるということをよく理解することができました。
・他の人はこう考えると思っても外れることがわかり、気をつけようと思った。よく知っている人の考えることはわかりやすいので、相手を知っているか知らないかで大きく変わるのだと理解できた。先輩がゲームで勝ち続けていたのは他人をよく見ているからで、こんな先輩になりたいと思った。