2024年11月の記事一覧

令和6年度 税を考える週間事業 「税に関する高校生の作文」表彰式

11月11日(月)はぴあ八雲にて、「税に関する高校生の作文」表彰式が行われ、本校の1年生・北村円椛さんが八雲税務署長賞を受賞しました。税の作文は「公共」の授業の課題の一環で取り組み、北村さんは「幸せに転換する税金」という表題をもとに、日本とデンマークの税制の違いに着目し、税の考え方やあり方をまとめました。生徒達には引き続き税を正しく理解し、税について考える機会を持ち続けてもらいたいと思います。

以下、作文の一部を抜粋。

「私は、教育費に興味を持ちました。デンマークの学生たちは勉強をすれば、行きたい高校や大学に行けます、ですが、日本はどうでしょうか。高校ももちろん特に大学は4年間を通した費用が国公立でも何百万とかかり、私立だと倍近くかかります。さらに、入学費や生活費も入ってくると、とても楽に用意できる金額ではありません。そんな中で、行きたい大学を諦めて他のところを目指す人は沢山いると思います。ですがそれだと本当は行ける知識があったかもしれないのに半強制的に諦めたり、入れてもお金のことを気にしなければいけなかったり、みんなが幸せな学校生活を送るためにはすごく難しい環境になってしまいます。日本が学生達の学習意欲や学力を伸ばすことを課題としているなら、学習できる環境を平等に与えることも大切なことだと思いました。
 もちろん、今すぐ教育費を無償化したり、そのために税率を急激に上げるべきということではありません。ですが、今後も税率を上げていくのであれば、日本はそうするなりに私たちの国民の負担を減らせるような対策をすべきだと考えます。もしくは日本全体が、世界にはデンマークなどの日本よりはるかに税率の高い国があり、自分たちはそこまで税による負担が重くないことを知り、税金に対する不満を減らしていくことなどがよりよい暮らしへと繋がっていくと思いました。」