11月10日(金)、1、2年生に向けて「学ぶこと」、「働くこと」の見識を深めさせることを目的とした「進路の日」が行われました。
3校時は、本校の卒業生であり、現在、倶知安町役場で保健師として活躍されている坂田莉子さんから将来の夢を実現させるために、高校生のうちにできること、大学進学後にすべきこと等をご本人の経験を踏まえたお話をしていただきました。働く意義とは、「自分の存在意義や役割を感じること」や、「色々な人と出会い、話をし、経験を得ることで自分の生活が豊かになること」ではないかということでした。また、夢を叶えるためには、自己分析や調べることが大切だとも話されました。生徒たちにとっては、自分と近い年齢の方の話だということもあり、わかりやすく、自分の将来のこととして実感しやすかったようです。
4校時は、本校の卒業生で、漫画家として活躍されているシヒラ竜也さんをお招きして、ご講演をしていただきました。「失敗を恐れず、若いうちにチャレンジした方がいい」、「悩む前にさっさと行動に移した方が後悔は少ない」といったお言葉が印象に残りました。第一線で活躍されている方のお話ということで、生徒たちも興味津々でお話を拝聴していました。
5、6校時は、2学年による研究発表を3名のパネリストにご講評いただきました。パネリストとしてお呼びしたのは、北海道武蔵女子短期大学准教授の多田久実子先生、司法書士・行政書士の青沼千鶴さん、そして前述のシヒラ竜也さん(漫画家・八雲町まちづくり応援大使)です。2学年は、それぞれの進路希望先に応じたグループに分かれ、八雲町の課題とその解決に向け、調査・研究をしてきました。途中経過ではありましたが、「美容…八雲町の美容マップ作成」、「医療…全員健康プロジェクト」、「看護…感染症・生活習慣病」、「医療…地域医療とオンライン診療」、「政治・経済…八雲町を若者が住みやすい街にするための提言」をそれぞれ発表しました。パネリストの方々のそれぞれのお立場からの助言は、生徒たちの研究をよりよくするための刺激となったようです。
放課後は希望する2学年に向け、北海道武蔵女子短期大学の多田久実子准教授が文学についてのお話をされました。生徒たちの知的好奇心をくすぐる内容で、勉強する意欲がますます強まりました。
また、はぴあ八雲では、「進学相談会」が行われました。札幌市や函館市になかなか行くことのできない生徒たちが積極的に参加していたようです。
18:00からは、「保護者向け進路説明会」を北海道情報専門学校の井上朋久氏を迎えて開催しました。奨学金をはじめとするお金のことを中心に話され、出席した保護者の方々も熱心に耳を傾けていました。