School Diary

「進路の日」

 さる11月8日(金)1・2学年を対象に「学ぶこと」「働くこと」について見識を深めさせ、進路選択の意識の高揚を図ること、 上級学校の講師・職員による各分野の説明を聞くことで、その分野に対する知見を深め、進路活動を展開する上での参考とすることを目的に「進路の日」を実施しました。
 3・4校時は、2年生6グループが「総合的な探究の時間」で考察し、まとめたことを発表し、1年生は次年度の参考とするため聞きました。グループごとに、福祉、教育、医療、産業、歴史、芸術の観点から、八雲町の課題やその対策について5分間で発表しました。パネリストとしてお迎えした八雲商工会高田悟志氏と小松世那氏からは「高校生の視点から見た八雲町の課題と対策に関する考察は、斬新なものがあり新しい気づきが得られました。」「かなり過去にまでさかのぼって調べ、様々な資料を用いた考察が分かりやすくまとめられよい発表ができていました。」とのご講評をいただきました。発表者のひとりは「短い制作時間の中でも、皆で意見を出し合い改善を重ねたのでよい発表ができました。」、発表を聞いた1年生の生徒からは「2年生の発表を聞いて様々な分野から八雲の現状とするべきことを学校行事の中で知ることができました。大人の方からのご意見を聞くこともできて大変有意義な時間になりました。」と成果を実感していました。昨今の総合型選抜試験や推薦試験による大学受験で求められる、「自分たちの探求活動をまとめる力」「自分の考えを他者に適切に伝える力」「他者の話を聞き自分の考えを深める力」を育てる機会になりました。
 5・6校時はシルバープラザを会場に、「職業学問発見フェア」を行いました。今年度は大学・専門学校の紹介や説明中心の内容から、上級学校で学ぶ学問や学んだ先にある職業について説明を聞いたり体験をしたりする活動に内容を変えて実施しました。大学・短大・専門学校が22ヵ所のブースを設け、生徒たちは希望する分野のブースを3ヵ所回り説明を受けました。説明を聞いた生徒はそれぞれ「現在自分が気になっている学校の方からお話がうかがえて、進みたい分野についてより具体的に考えるよい機会になりました。」「複数の分野のブースを回り大学や専門学校で学ぶことについて知ることができました。大学・専門学校に進学することのメリット・デメリットが聞けたことが印象に残り、今後の進路選択について考えを深めることができました。」と感想を話していました。学問や職業に対するイメージが明確になり、生徒にとって今後の進路選択の情報を得る有意義な機会となりました。
 16時からは本校総合実践室を会場に「保護者向け進路説明会」を実施しました。北海道情報専門学校から井上朋久氏においでいただき、進学する場合に必要な様々な費用や奨学金についてご説明いただきました。特に奨学金は、従来の貸与型に加え給付型の奨学金の手続きや給付対象、金額などについて詳しくご説明がありました。進学に関する費用の準備の手段には様々な方法があることを知る有益な説明会となりました。
 おかげさまで、いずれの会も所期の目標を達することができたことを、ご協力くださった関係各位に厚くお礼申し上げます。 

「農林水産業」グループの発表       パネリストの方からのご講評

「職業学問発見フェア」会場の様子     樹木の伐採体験

令和6年度 税を考える週間事業 「税に関する高校生の作文」表彰式

11月11日(月)はぴあ八雲にて、「税に関する高校生の作文」表彰式が行われ、本校の1年生・北村円椛さんが八雲税務署長賞を受賞しました。税の作文は「公共」の授業の課題の一環で取り組み、北村さんは「幸せに転換する税金」という表題をもとに、日本とデンマークの税制の違いに着目し、税の考え方やあり方をまとめました。生徒達には引き続き税を正しく理解し、税について考える機会を持ち続けてもらいたいと思います。

以下、作文の一部を抜粋。

「私は、教育費に興味を持ちました。デンマークの学生たちは勉強をすれば、行きたい高校や大学に行けます、ですが、日本はどうでしょうか。高校ももちろん特に大学は4年間を通した費用が国公立でも何百万とかかり、私立だと倍近くかかります。さらに、入学費や生活費も入ってくると、とても楽に用意できる金額ではありません。そんな中で、行きたい大学を諦めて他のところを目指す人は沢山いると思います。ですがそれだと本当は行ける知識があったかもしれないのに半強制的に諦めたり、入れてもお金のことを気にしなければいけなかったり、みんなが幸せな学校生活を送るためにはすごく難しい環境になってしまいます。日本が学生達の学習意欲や学力を伸ばすことを課題としているなら、学習できる環境を平等に与えることも大切なことだと思いました。
 もちろん、今すぐ教育費を無償化したり、そのために税率を急激に上げるべきということではありません。ですが、今後も税率を上げていくのであれば、日本はそうするなりに私たちの国民の負担を減らせるような対策をすべきだと考えます。もしくは日本全体が、世界にはデンマークなどの日本よりはるかに税率の高い国があり、自分たちはそこまで税による負担が重くないことを知り、税金に対する不満を減らしていくことなどがよりよい暮らしへと繋がっていくと思いました。」

10.25(金) 見学旅行初日

 朝7時50分に学校集合となりました。普段とそれほど変わらない時間だったこともあり、参加生徒全員が時間通りに揃いました。貸し切りバスで新千歳空港まで移動し、まずは伊丹空港に向け出発。人生初の飛行機で緊張している生徒も多くいました。大阪に到着した後は貸し切りバスで世界最大級の水族館「海遊館」へ向かいました。クラス写真を撮った後は各自で自由見学でした。ジンベエザメをはじめとする多くの海洋生物を見て、その大きさや美しさに生徒達は驚いていました。すでに、お土産を購入している生徒達も多く、帰りのバス車中には楽しそうな声が響いていました。
 その後、宿泊先のホテルにて夕食をとり、許された時間の限り自由行動を楽しんでいました。見学旅行初日は滞りなく終了しました。

10,26(土)、27(日) 見学旅行2、3日目

 見学旅行2日目のスタートです。悪天候も予想されましたが、幸い雨に当たることはありませんでした。

 ホテルで朝食をとった後、本日最初の目的地である奈良公園へ向かいました。初めて見る奈良の大仏の巨大さに驚くとともに、ガイドさんの話から長年の歴史を感じていました。
 また、公園内の鹿の多さにも驚いていたようで、鹿せんべいを片手に鹿と戯れていました。奈良公園で昼食をとった後は京都に移動し、観光名所である伏見稲荷大社、清水寺を訪れました。

 伏見稲荷大社、清水寺はとにかく観光客でいっぱいでした。観光地京都の賑やかさは北海道にはない光景です。短い自由時間の中で、数名の精鋭達は伏見稲荷大社の頂上を目指して登っていましたが、やはり時間が足りずに途中で断念し引き返してきました。清水寺では、学年写真を撮った後、自由行動で景色を楽しんだり、お土産を購入したり、食べ歩きをしたりと京都の町を堪能しました。               この後ホテルへと戻り、見学旅行2日目は無事終了しました。

 見学旅行3日目は関西自主研修です。各班綿密な計画を立てて研修へと臨みました。
 時間をしっかりと守り、帰着時間の5分前には全ての班が帰着していました。話を聞くと、公共交通機関の複雑さにはどの班も苦労したようでした。ですが、そこでしか購入できないものを購入し、観光名所で写真を撮ったことは忘れられない思い出になったようです。
 見学旅行3日目は無事終了しました。

10,28(月)、29(火) 見学旅行4、5日目

 見学旅行4日目、この日は京都のホテルを後にして、新幹線で東京ディズニーシーへと向かいました。人の往来が多くある中、時間とマナーを守り八雲高校生として立派に行動していました。昼過ぎには東京ディズニーシーへと到着しました。平日ではありましたが、園内はかなりの盛況でした。半日の自由行動の中で、人気のアトラクションに並び、キャラクターと写真を撮り、満足いくまでお土産を購入し、限られた時間の中で東京ディズニーシーを満喫しました。ホテルへの帰着時間に誰一人遅れることなく帰着し、無事見学旅行4日目を終えました。

 見学旅行5日目。いよいよ最終日です。最終日の今日は半日東京自主研修でした。短い時間の中でしたが、それぞれ東京を満喫しました。羽田空港から函館空港へ移動し、函館空港にて見学旅行をともにした添乗員さん、カメラマンさんに別れを告げて、八雲高校へと帰還しました。全日程を通して、大きな体調不良やトラブルもほとんどなく全行程をこなすことができました。特に5分前行動の意識を一人一人が高く持ち、余裕を持って行動することができました。今回の経験を今後の学校生活に生かしていきます。生徒の皆さん5日間お疲れ様でした。